こんにちは。京都オフィスの重永です。
先日、Google日本法人のウェブマスター向け公式ブログより、「日本語検索の品質向上にむけて」というアナウンスがあり、検索結果の表示順に影響するウェブサイトの評価方法に変更が加えられたことが発表されました。
※日本語検索の品質向上にむけて(Googleウェブマスター向け公式ブログ)
こうした検索アルゴリズムの変更について、Google日本法人が発表することは非常に珍しく、昨年末に大きな話題になったキュレーションメディア問題への対策に本腰を入れはじめたのだと考えられています。
※参考:キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い(IT media NEWS)
ところで、ここで対策されているという「キュレーションメディア問題」とはどういう問題なのでしょうか?
そもそも「キュレーションメディア」って何って人も多いのではないでしょうか?
キュレーションメディアの問題はSEOにも絡み、Googleが本気で対策しなければならない程の大きな問題ですので、企業のWEBプロモーションとしても知っておいて損のない「キュレーションメディア問題」について、本日は考えてみたいと思います。
そもそも「キュレーションメディア」とは、インターネットの膨大な世界に散らばる情報を、特定のテーマに沿って取捨選択してまとめた記事を掲載しているWEBメディアのことです。まとめサイトなどとも呼ばれたりします。
昨年末に、DeNAの南場会長が頭を下げる謝罪会見が行われたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
プロ野球チームを持つような大企業が謝罪会見を行うというので、テレビのニュースでも大きく取り上げられ、大変な話題になりました。
※画像は謝罪イメージです
その謝罪会見の原因となったWEBサイト群が、いわゆる「キュレーションメディア」あるいは「キュレーションサイト」とも呼ばれているWEBサイトになります。
もともとは美術館や博物館の専門職である「キュレーター」に由来するように、インターネットに無数に存在する情報の中から、専門的な知識をもって他の人の役に立つように情報をまとめて提供していたところから発達してきたサイトです。
前回のブログで紹介した初詣でのベビーカー自粛問題のツイートをまとめて紹介していた「Togetter」や「NAVERまとめ」のように、サイト上で記事をまとめやすくするサービスを提供しているものはキュレーションツールとかキュレーションサービス、キュレーションプラットフォームとも呼ばれており、数多くのキュレーションコンテンツが日々、生成されています。
これらも広い意味ではキュレーションメディアに含まれます。
インターネット上には、玉石混交の様々な情報が飛び交っているわけですから、そうした数多くの情報の中から、しっかりとした知見のもとに情報がまとめられていると、見る側としては自分で情報を探す手間も省けますし、ポイントを押さえるのにも役立ちます。
なので、キュレーションサイトそのものは決して悪いものではありません。
しかし、今回の問題の火元となったDeNA運営のキュレーションメディア「WELQ(ウェルク)」では、あちこちから集中砲火を浴び、閉鎖へと追い込まれ、大企業であるDeNAの南場会長までもが頭を下げなければならない事態にまでなってしまいました。
それはなぜか?
それがよ~くわかるブログ記事が下記です。
【キュレーションサイト問題】を誰にでもわかるようにまとめた(ドイツ発 雨宮の迷走ニュース)
この記事もよく見ると、いろんなWEBメディアの記事やSNSの投稿を引用しながら、問題についてまとめているキュレーション記事ですね。
上の記事を読めばわかりますが、キュレーションサイト問題には、記事内容の信頼性の問題や著作権の問題、WEBライターへの低い原稿料など、いろんな要素があるのですが、根本的な問題の背景にあるものは、誤解を恐れずに言うと「SEO」です。
キュレーションによって生成された(ゴミ)コンテンツでも検索エンジンの上位になれてしまうというところに目を付けた人たちが、マネーパワーでゴミ記事を量産したのです。
これ、かつてSEO界隈でよく行われていたリンクファームと同じ構造です。
ちなみに、リンクファームって何って方のために、下記にWikipediaの説明を引用しておきます。
リンクファーム(英: Link farm)とは、ハイパーリンクによってページを相互にかつ大量にリンクしているウェブサイト群を指す。人が手で構築することもあるが、通常はプログラムによって自動的に生成される。リンクファームは検索エンジンスパムの一種である。意味のあるリンクの仕方をしているサイトは、リンクファームとは呼ばれない。
リンクファーム(Wikipedia)
なんだかよくわからない説明ですが、リンクファームとは、検索エンジンが検索順位を決定する重要な要素の一つに「他のサイトからのリンク」というものがあるので、それを逆手にとって行われていた、検索順位を上げるための手法の一つ、つまり“SEO”です。
だからこそGoogleが本腰入れて対策したのですね。
キュレーション手法によりSEOの一環として大量に生成される役に立たないゴミ記事が検索エンジン上位を占めるようになると、ユーザーは検索エンジンを使わなくなってしまいます。
それではGoogleさんは商売あがったりになってしまうので、対策を施すわけですね。
じゃあ、Goolgeの検索順位が自社の商売にも影響してしまうような人たちは、SEOどうすればよいのか?
その答えは、冒頭のGoogle日本法人の発表の中にあります。
「有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する」です。
最後までお読みいただきありがとうございました。