こんにちは。京都オフィス渡邊です。
皆様お盆休みはどう過ごされたでしょうか。
私は毎年恒例なのですが、ウチの奥さんの実家がある長崎で過ごしました。
長崎のお盆といえば、映画にもなった「精霊流し」が有名です。
京都では「灯籠流し」などが行われていて、実際私の実家近くの池でも灯籠を流したりしていましたので
船が大きいだけで、同じような行事なんだろうなあというイメージでした。
ですが、初めて精霊流しを見た時は同じお盆の行事でもこれだけ違うものかと、とても驚きました。
なんせ、用意するものが違います。
長崎のお盆でまず必要なものが花火。
灯籠流しではロウソクに火を点けて流したりしますが、長崎では爆竹や打ち上げ花火です。
お墓参りにも持って行って、家族みんなでお墓で花火を楽しむそうです。
中国の風習からの影響らしいですが、お清めの意味があるみたいですね。
次に必要なのが耳栓。イオンにもコンビニのレジ横にも売ってます。
15日夕暮れになると、遠くで強い雨でも降っているのかのような「バラバラバラ」という音が聞こえてくるので
近づいていくと爆竹の音だというのに気づきますが、なんせ一本一本火を点けるのでなく
箱ごと火を点けてるので、とてもじゃないですが耳栓無しではいられないくらい騒がしいのです。
最後に主役の「精霊船(しょうろうふね)」。
初盆を迎えた故人のご家族が大型の船を製作して(大きいものだと何百万円!)、海に流すために街を練り歩きます。
故人を弔う行事なのにとても華やかで最初はびっくりしましたが、なぜか魅入られてしまうこの行事。
爆竹の煙が充満するなか、多くの人達が見守り、街全体の一体感がすごいです。
終わった後、街中の道が爆竹の箱だらけになりますが次の日には何事もなかったように綺麗になり、また慌ただしい日常が始まります。
今年も気分一新、がんばって仕事に打ち込んでいきたいと思います。